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パラワンオオヒラタクワガタ

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パラワンオオヒラタクワガタの知識


パラワンオオヒラタクワガタ ♂1

パラワンオオヒラタクワガタ ♂2

パラワンオオヒラタクワガタ ♀1

パラワンオオヒラタクワガタ ♀2

学名 Dorcus titanus palawanicus
分布 フィリピン・パラワン島ガントン、ブルックスポイント
体長 ♂54〜110mm、♀40〜52?mm
飼育温度 成虫
活動期 20℃〜30℃(推奨25℃〜28℃)
幼虫
15℃〜30℃(推奨20℃〜25℃)
記事 世界最大のヒラタクワガタ

東南アジアに生息するヒラタクワガタは、巨大なものが多く本種は、110mmを超えるものもいるようです。
大きさと迫力から大変人気の高い虫ですが、とても凶暴ですぐに挟もうとします。
かなり気性が荒いですから、挟まれないよう飼育の際には十分注意する必要があります。

その体格と気性の荒さから、クワガタ相撲にもよく使われます。
飼育日記 2009年〜

パラワンオオヒラタクワガタ飼育日記


パラワンオオヒラタクワガタ 初齢幼虫1

パラワンオオヒラタクワガタ 初齢幼虫2

初齡幼虫 産地:ガントン
累代:F1
種親:♂99 ♀50
孵化次期:2009年01月

2009年01月28日

初齢幼虫3頭の飼育です。
世界最大のヒラタクワガタと言われるパラワンオオヒラタですが、初齢幼虫は、かわいいもんですね。
目標は、100mmオーバーですが、うまくいくでしょうか。

現在、まだちょっと幼虫が小さく弱々しいです。
2齢幼虫で菌糸ビンに投入の予定です。

パラワンオオヒラタクワガタ 初齢幼虫2

2齡幼虫 2009年03月04日

だいぶ大きくなりました。
そろそろ、菌糸ビンへの投入次期がきました。
1本目は、何ccがいいんでしょうね。
最初から、1400ccの菌糸ボックスでいくか、無難に800ccでいくか、迷うところです。

まぁ、、大型種ですから1400ccでも問題ないでしょう

パラワンオオヒラタクワガタ 初齢幼虫2

パラワンオオヒラタクワガタ 初齢幼虫2

3齡幼虫 2009年08月06日

1400ccの菌糸ボックスで5ヶ月引っ張りました。

最大55gとなんとなくよい気配です。
でも、60gUPは、ちょっと無理か。
あとの2頭は、47g、45gです。
3頭とも、♂ですが大きいヒラタを見たいのですから、特に気にはしません。

55gと47gには、奮発して2300ccです。
55gの幼虫は、すんなりビン底にもぐっていきました。
この幼虫は、2齢のころから菌糸の中でまるで姿をみせてくれない幼虫でしたので、居食いタイプなんですね。
45gは、マット飼育です。

あと羽化まで4〜5ヶ月ぐらいかな〜。
それとも、この交換で一気に蛹になるかもしれません。

パラワンオオヒラタクワガタ 蛹 ♂



蛹 ♂ 2009年09月27日

45gの♂の蛹です。

前回マットに交換したのですが、すぐに蛹室を作り出して早々と蛹化しました。蛹体長75mmです。
蛹形状に、不安なところもなく正常です。
予想羽化サイズは、85〜93mmぐらいでしょうか。

画像の飼育ビンは47gの幼虫なんですが、見事に菌糸を「バラバラ」にしてます。
ちょうどフタのところにいるときに体重測定してみましたが、47gと変化ありませんでした。
菌糸ももうほとんどマット化してますので、このまま蛹室を作ってくれるかどうか。少し様子を見て、まだ幼虫が蛹室を作る場所を探すようでしたらマットに交換です。



♂ 羽化 2009年10月03日

45gの♂が、羽化しました。2日後には、ひっくり返ってお腹を乾かしています。

羽化サイズは、87〜89mmぐらいですね。
クワガタとしては大きいですが、パラワンオオヒタとしては大型ではないです。
45gといっても菌糸飼育での45gなので、菌糸太りしてただけかもしれないですね。
100mmUPは、あとの2頭に期待します。



♂ 2頭

計測
2009年12月05日

45gと47gの♂を計測しました。

100mmUPは、なかなか出来ません。
92mmと97mmでした。
蛹長75mm−−>成虫92mm
蛹長81mm−−>成虫97mmですから、蛹長X約1.2倍ほどです。
最後の1頭が、100mmUPするには最低でも蛹長84mmは欲しいところです。



♂ 55g

蛹 観察
2009年12月06日

12月1日に蛹化した♂55gです。

ちょっと早いですが、気になる蛹長を計ってみたくなり計測しました。
蛹長87mm、幅41mmほどでした。

87X1.2倍で羽化予想104.4mm!

かなりいい感じです。100前後はいってくれそうですので、観察は最小限にして無事羽化を祈るばかりです。


♂ 55g

蛹 観察
2010年01月07日

♂55gの蛹が、色付いてきました

脚を少しづつ動かして、ウォーミングアップ開始していますので、数日後には羽化してきます。
蛹室も廃菌糸から出る水分などは、十分蒸発して適度な湿り気を保っていますので、羽化するのに十分な状態です。




♂ 55g

羽化
2010年01月09日

羽化の様子です。

上羽根も十分伸びて、きれいに羽化しました。
アゴに対して横幅も結構ありそうです。
がっしり型でしょうか。
サイズもはっきりとは、わかりませんが100mm前後はありそうです。

パラワンオオヒラタクワガタは、大きい体のわりに羽化はとても上手な印象を受けました。




飼育後記

観察
2010年02月14日

♂55gですが、しっかり固まりましたので計測したところ、101mmとまずまず目標を達成できました。
やっぱり、大きくなった分だけ羽化予想サイズからは少し縮むようですね。
左から、101mm、97mm、92mmです。

結果的に1400ccで約5ヶ月、2300ccで羽化と、2本の飼育で、1頭はなんとかぎりぎりで素質を引き出すことができたのですが、あとの2頭は成長時期のズレを見抜けなかったことが今回の結果となったようです。

101mmは、1本目で5ヶ月の間じっくり成長したようですが、92、97mmの方は4ヶ月半ぐらいから菌糸の中を移動しだしてしまいました。
菌糸の状態は目で見た感じではわかりませんので、おそらく「エサ切れ。」で我慢できなくなったのだと思います。
3ヶ月半〜4ヶ月で新しいエサに交換しておけば、もう少し大きくできたのかもしれません。

今回は、3頭という少ない飼育数で、ぎりぎり目標達成できましたので満足ではありますが、「次世代を更に大型を!」と思うとそれなりの♀を探す必要が有りそうです。

管理温度は、ほぼ25℃前後でした。