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ヨーロッパミヤマクワガタ ケルプス

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ヨーロッパミヤマクワガタ ケルプスの知識






学名 Lucanus cervus cervus
分布 ヨーロッパ全域
体長 ♂45〜85mm、♀35〜45mm
飼育温度 成虫
活動期 15℃〜25℃(推奨20℃〜23℃)
休眠期 5℃〜18℃(推奨10℃)
産卵期 20℃〜23℃が最適
幼虫
5℃〜25℃(推奨15℃〜20℃)
蛹化温度 20℃〜23℃(推測)

日本のミヤマクワガタに準ずる。
記事 ヨーロッパのかなり広い範囲、国々に生息しています。
生息範囲が、広くあまり亜種認定などの整備がされてないようです。

大型個体になればなるほど、頭部、アゴ形状に迫力が出るようです。
多産の傾向有り。
飼育日記 2007年〜

ヨーロッパミヤマクワガタ ケルプス飼育日記



初2齢
幼虫
到着
産地:南フランス
累代:F2

2007年08月15日

初2齢幼虫5頭、stsさんよりいただきました。
ワインクーラーを使用して約20℃です。
ミヤマクワガタですから、低温必須ですね。
まずは、無事羽化を目指します。



2齢3齢
幼虫
2007年10月10日

1回目のマット交換です。
頭幅と体重から、3齡幼虫は1♂2♀と判別しました。
2齡幼虫は、判別不能でした。
1000ccビンにとりあえずいれましたが、マットを気にいってくれるかどうかですね。

3g、4g、8g、8g、11g



3齢 2008年01月06日
管理温度18℃〜20℃

2回目のマット交換です。
すべて3齡に加齢していますので、順調に体重が、増えています。
どうも雌雄判別が、あいまいで多分2♂3♀ではないかと思いますが、今一ですね。
ユーロミヤマは、エサ交換のときに自分のおしりをかじるそうで、今回の測定もすばやく計測しました。
♀の卵巣細胞の確認をする余裕は、ありませんでした。
今回から、全て1400ccへと変えました。
♀には、ちょっと優遇しすぎです。

前回測定3g、4g、8g、8g、11gから順番に
11g、13g、15g、18g、22g



♂蛹
♀蛹
2008年06月27日
管理温度20℃〜23℃

♂、♀、ほぼ同時に蛹になってくれました。
♂は、蛹室から取り出して計ってみたところ、65mmぐらいでした。
アクベシアヌスと比べると全体的に少し細いです。
ですが、ミヤマ系は、頭、アゴが大きいです

他の個体は、♂♀共前蛹状態でこちらも羽化ズレは、ほとんどありません。
うまく羽化時期がそろえられそうで、羽化後の個体管理もちょっと楽そうです。


♀羽化 2008年07月05日、20日
管理温度22℃〜24℃

♀が、05日と20日に羽化していました。
残りの♀は、あと1匹ですね。
大きさは、ほとんど似たような大きさです。
しっかり固まってから、計ってみます。



♂羽化 2008年07月24日
管理温度22℃〜24℃

♂が、羽化真っ最中でした。
上羽根もしっかり伸びて、特に問題なく羽化してくれそうです。
夏場で、管理温度が若干上がってしまって、「大丈夫かな」と、思っていましたが、心配無用でした。

しかし、やってくれましたね。ケルプス♂君。
見事に大歯型ですね。
去年の夏、ワインクーラーでの低温飼育が、よかったかもです。というより絶対必須だと思います。
ミヤマは、やはり低温飼育ですね。



計測 2008年08月24日

体が、しっかり固まりましたので、計測です。

♂は、81.5mmと80UPできました。
この種の最大サイズが、85mmくらいなので、結構な大型個体です。
(画像は、個体が、内側に丸まっています。)
頭部の耳状突起、大アゴともよく発達して、迫力がありますね。
「これぞ、大迫力のヨーロッパミヤマクワガタ!」を堪能できました。

もう1匹の♂がいたのですが、ほとんど完品に近い羽化状態だったのですが、下羽根が、うまく収納できずにいました。
収納するのに体力を使いきってしまったようで、残念ながら羽化3日後に事切れていました。

♀は、3匹無事羽化、最大47mmでした。
このまま、春まで無事休眠させて、次世代では、85mm狙いたいところですね。

管理温度16℃〜18℃