ミヤマクワガタの知識
|
|
|
|
学名 |
Lucanus maculifemoratus |
分布 |
北海道、本州、四国、九州 |
体長 |
♂42〜78mm、♀25〜43mm |
飼育温度 |
成虫
活動期 15℃〜25℃(推奨20℃〜23℃)
休眠期 5℃〜18℃(推奨10℃)
産卵期 20℃〜23℃が最適
幼虫
5℃〜25℃(推奨15℃〜20℃)
蛹化温度 20℃〜23℃(推測) |
記事 |
第一内歯の発達具合により、基本型、フジ型(第一内歯が長い)、エゾ型(第一内歯が短い)となるようです。
ミヤマクワガタの寿命
本種の飼育では、他のクワガタムシの飼育温度より5℃低い温度設定にすることで飼育することができます。
この温度帯では、かなり寿命が延びます。
当サイトでの記録では、7月採集個体が12月下旬まで生存していました。
それも2006年〜飼育日記の野外採集種親♂49 ♀35が両方とも生存していました。
一般的に言われるようにミヤマクワガタの寿命が、短いというのは、平地での常温飼育が原因だったようです。
飼育温度は、7月〜9月 20℃〜23℃、10月以降 常温です。湿度は多めにします。
25℃では、2ヶ月程度の生存期間となるようです。
ミヤマクワガタの幼虫の性質
ミヤマクワガタの幼虫飼育は、クワガタムシ用2次発酵マットではなくカブトマットを使用します。
クワガタムシ用2次発酵マットでは、マット中にもぐって行く個体は少ないです。
ですが、自然界では、朽ちた木の根っこから中に食い込んだ比較的白腐れしたきれいな部分に、大型幼虫がいるそうです。
このことより、カブトマットより、菌糸での飼育のほうがあっていると思われます。
現時点では、3齡中期まで菌糸飼育、3齡終期をカブトマットで飼育できれば、大型も作成できるのではと考えています。 幼虫〜成虫までが♂で約2年、♀で約1年ですので、累代飼育はほとんど無理です。
ミヤマクワガタの飼育の基本が、低温、多湿と解れば、
他の外国産ミヤマクワガタ飼育への挑戦ができますね。 |
飼育日記 |
2006年〜 |
|
|
|
|
|
ミヤマクワガタ飼育日記
|
|
|
|
産卵
セット |
産地:京都府 野外採集品
やなぎのクワガタさんよりいただいたものです。
2006年07月16日
ノコギリクワガタの産卵セットと同じように組みました。
♀は、野外採集品ですので交尾済みだと思いますが、♂も同居です。
♂49 ♀35でセットにいれました。
気になる温度ですが、ワインクーラーを使用して約22度です。
♀は、すぐにもぐっていきました。 |
産卵
セット |
2006年07月31日
ちょうど♀が、マット上に出て来ていました。
この機会に♂♀共、産卵セットから取り出し再度ペアリングします。
2,3日ペアリングのあと、単独飼育で体力を回復させます。
あと2週間ほどで、割り出しを行ってみます。
ミヤマクワガタは、ケース側面には卵を産まないそうなので、産卵してるかどうかわかりません。幼虫が、いなかった場合に再度セットしてみます。
それまで、元気でいてくれ〜! |
初齡2齡幼虫 |
2006年09月11日
ミヤマクワガタの幼虫を確認しました。
画面中央は、2齡初期でしょうか。お腹の部分です。その少し上に初齡中期ぐらいのが、かすかに見えます。8月中旬には、まるで確認できませんでしたが、下旬ぐらいから孵化が始まったようです。
もう少し、気温が下がるまで割り出しは、お預けとします。
ワインクーラーから出した為、産卵セットのほうが、気温の変動に強いからです。このまま2齡中期まで、すくすく育って欲しいものです。 |
初齡2齡幼虫 |
2006年11月22日
10月下旬に18頭、初二齡で割り出してありました。
3齡に加齢してるのもいました。
ミヤマ♂は、羽化まで2年かかるとのこと。長いですね。
本日の確認で、そろそろビン飼育に移行しようと思います。
まずは、Mビンで越冬かな。
上、2齡、下、3齡 |
3齡幼虫と
羽化生体 |
2007年10月14日
3齡幼虫、3匹がまだ幼虫しています。
まったく蛹化の気配ありません。しかもぜんぜん体重増えてないです。
5g、5g、6g
それと羽化していた小型♂43と♀34です。
とりあえずは、来期のブリードも出来そうです。
実をいいますとこのミヤマ君達は、ノコの温度帯で飼育していたのです。
正直、やばいかと思っていましたが、小さく羽化することでなんとかなっているのでしょうか。
幼虫も体重、ぜんぜん増えてないのは、温度が高かったからでしょうか。
この幼虫達は、体重増えるんでしょうか。 |
|
|
|
|
|
|
|