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ユーロミヤマ アクベシアヌス

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ユーロミヤマ アクベシアヌスの知識






学名 Lucanus cervus akbesianus
分布 トルコ、シリア
体長 ♂50〜95mm、♀40〜45mm
飼育温度 成虫
活動期 15℃〜25℃(推奨20℃〜23℃)
休眠期 5℃〜18℃(推奨10℃)
産卵期 20℃〜23℃が最適
幼虫
5℃〜25℃(推奨15℃〜20℃)
蛹化温度 20℃〜23℃(推測)

日本のミヤマクワガタに準ずる。
記事 ユーロミヤマ ユダイクスと並びユーロミヤマの最高峰といわれています。

大型個体になればなるほど、頭部、アゴ形状に迫力が出るようです。
多産の傾向有り。

本種の触覚片状部(触覚先端のヒゲ部分)は、6節あります。ケルブスやユダイクスは4節です。
飼育日記 2007年〜

ユーロミヤマ アクベシアヌス飼育日記



3齢幼虫 産地:トルコ
累代:WF1(♀持腹)
孵化:2006年9月

2007年08月19日

昆虫ショップさんで、3齢幼虫1ペアー購入しました。
1500cc及び1000ccビンです。
本種も低温飼育です。
ワインクーラーを使用して約20℃です。
まずは、無事羽化を目指しますが、なんとか羽化ズレを防ぎたいですね。



3齢幼虫 2007年10月10日

マット交換です。この機会に♀の卵巣細胞を確認してみようとしましたが、「まったくわからない!」
この時期になると脂肪層が厚くなってきて、さっぱりわかりません。
やっぱり、体重と頭幅で判別するしかないようですね。
♂は、小ケース、♀は前と同じ1000ccビンでの飼育ですが、すんなりマットを気にいってくれたようでした。



3齢幼虫
2008年01月10日

♂幼虫の飼育ケース小が、コバエに汚染されてしまい、仕方なくのマット交換です。これが最後のマット交換です。
体重をすばやく量りましたが、−3gの29gでした。
体も黄色くなり、お尻から2〜4段目ぐらいまで蛹化の兆候が出てきましたので、そろそろみたいですね。
♀は、蛹になって1週間ぐらいだと思います。
ちょっと蛹室が、小さい感じがしますが・・・・・。

羽化ズレを最小限にとどめるためにも、♂も早く蛹になってほしいものです。


♀羽化 2008年02月24日

♀が、羽化しました。
蛹室が、小さく感じていたのですが、無事に上羽根も伸びきり下羽根も収まったようです。
お腹が、しっくり収まってくれれば、完品羽化です。

♂はというと、まだ幼虫やってます。
前回のマット交換が、よくなかったのか飼育ビンの上と下を行ったり来たりしています。
やっぱり3齢後期でのマット交換は、なるべく避けたほうがよいですね。しかし、コバエがな〜。

やっぱり羽化ズレか〜!


♂蛹 2008年05月20日

ようやく、♂が蛹になりました。
待望ですね。やっとという感じです。
ユーロミヤマクワガタの最高峰というだけあって、迫力があります。実物は、「オオアゴに体がくっついている。」という感じですね。
まだ、アゴなどが柔らかいので、蛹になって1〜3日ぐらいだと思います。
しかし、♀のときもそうでしたが、♂の蛹室も狭い!
ほんとに羽化できるんでしょうか。
ビンの中段に蛹室を作っていたので、大丈夫だと思いますが・・・・・・。




♂羽化 2008年06月30日

画像1 6月28日 羽化直前です。
ほとんど、頭、アゴなどは形ができてます。

画像2 6月29日 羽化中です。
画像では、見えにくいですが、やっぱり蛹室が小さいような気がしてきました。アゴを伸ばすのに四苦八苦してるような感じです。
前羽根が、固まり、後ろ羽根を収納した時点でアゴ先半分ほどが前に伸ばせない状態になってました。
このままでは、アゴが「くの字」に折れ曲がってしまいそうでした。
「やっぱり、蛹室が、小さい!」と判断して、急遽、個体を取り出して蛹室の修復工事です。
蛹室の前後を広げて、アゴを伸ばせるようにしました。

画像3 6月30日 羽化終了です。
なんとか、無事、羽化させることができました。
立派な大歯型です。蛹期間、約40日です。
しかし、実物をじっくり観察すると、ちょっとした
「カルチャーショック」を受けますね。頭とアゴの迫力は、ちょっと表現できないレベルですね。

「カルチャーショック」とは、

『自己の行動や考え方の枠組みを与える文化とは異なった文化に接した時に受ける精神的な衝撃。』

だそうですが、正にその通りでした。

管理温度22〜23℃



♂計測 2008年08月04日

1ヶ月ぐらいで、お腹も収まり体もしっかり固まりました。

このクワガタムシの造形美は、言葉では表せないような迫力がありますね。
例えるなら、日本のミヤマクワガタが、戦国武者なら、
アクベシアヌスは、古代ヨーロッパの重装歩兵ですね。

この頭部の耳状突起の張り出し具合、アゴの大きさから、体はもっとおおきくてもいいんじゃないかと思えるほどアンバランスなところが魅力なんでしょうか。
しかしながら、見た目とはうらはらに触った感じかなり、キャシャな印象を受けました。
この辺が、ミヤマクワガタなんでしょうね。ドルクス属のような安定感は、あまりありませんでした。
やはり、短命種なんですね。
次世代、なんとか幼虫を採りたいところです。

サイズは、なんとか90UPの91mmでした。

管理温度18〜20℃