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ヒラタクワガタ

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ヒラタクワガタの知識


ヒラタクワガタ

ヒラタクワガタ ♀

学名 Dorcus titanus pilifer
分布 本州、四国、九州
体長 ♂19〜75mm、♀25〜41mm
飼育温度 成虫
活動期 20℃〜30℃(推奨25℃〜28℃)
越冬期 5℃〜18℃(推奨15℃)
産卵期 25℃〜28℃が最適
幼虫
10℃〜30℃(推奨20℃〜25℃)
蛹化温度 26℃〜28℃
記事 採れそうで採れないのがこのクワガタでしょうか。
性質は、ノコギリとオオクワをたして 2で割ったようで飼育下でもマット上によく出てきますので鑑賞するには、よいですね。
挟まれないよう気をつけましょう。挟まれたら水の中に入れると離すことが多いです。

◆ヒラタクワガタの産卵◆
ヒラタもノコのようにマット産みの傾向が強いです。
産卵の仕方はあまり変わらないですね。特に産卵木も入れなくていいです。
♀が、環境を気に入ればケース底に卵が見えてきます。
飼育日記 2008年06月〜


ヒラタクワガタ飼育日記



野外採集

WD♂♀
GET!
産地:愛知県
種親
♀32mm 累代:WD

2008年06月21日

今年、初の採集に行きました。

夜8時ぐらいですね。樹液の出てる木のところに到着。
まだ、あまり樹液が出ていませんでしたが、すぐにヒラタクワガタのチビ♂をGET!
そのまま木を眺めていると、頭に「ポトッ!」 
「何か落ちて来た!」
そのまま、地面の落ち葉がたくさん落ちているころに「ガサッ。」と落ちました。
今の感触は、何かの虫ぐらいの重さだと直感してすぐにライトで落ちた付近を探しました。

いました、いました。クワガタの♀です。
コクワの♀かと思いましたが、前脚の太さ、曲がり具合は間違いなくヒラタの♀と確信しました。

管理人の住む地域では、ヒラタの♀なんて数年に1度ぐらいしか採集できませんので、とても幸運でした。
前回、採集できたのが4年ぐらい前で、そのときの子孫は絶えてしまっていましたので、この♀からほんの少しだけ幼虫を採りたいですね。
貴重なヒラタ君の♀ですから、うまく成功したら、またこの場所に帰してあげようと思います。

ヒラタクワガタ 卵

産卵確認 2008年07月26日
野外採集♀ですから、持ち腹期待で十分にゼリーを食べさせてから「クワガタ かんたん産卵セット」に入れました。

2008年07月28日
ケース底及び側面に数個の卵を確認。
さすがにWD個体です。産卵が早いですね。
飼育数5〜10ぐらいになるように、♀をセットから取り出さないと飼育しきれませんので取り出すタイミングを間違わないようにします。早すぎると少ないですし・・・。
遅すぎると♀にひっかき回されて、なくなってしまいます。

2008年07月31日
♀をセットより取り出し。
なんとか、3週間〜1ヶ月後ぐらいには、幼虫とご対面できそうです。
卵の変化をみて、次のセットに投入するかどうか決めたいと思います。

ヒラタクワガタ 幼虫 初齢

初齢幼虫確認 2008年08月18日

ケース越しに3頭ぐらいの幼虫を確認しました。
飼育数も3〜4頭なら少し少ないですが十分です。
目指すは70UPですが、マットでいくか菌糸でいくか、悩むところですね。
以前は、マット飼育で60前後でしたから、今回は菌糸かな〜。

ヒラタクワガタ 幼虫 2齢

割り出し結果と

2齢幼虫
2008年09月28日

「3〜5頭程度なら、そのまま産卵セットで!」と思い3齢に加齢するまで、時間をおいていました。
(本当は、なかなか時間がとれなかった!)

ケース越しに3齢幼虫が、現れたので割り出ししました。
結果、♂3♀3、2齢幼虫♀1と好結果でした。
母♀は、だいたい、1日に1〜2個の卵を産んでたようですね。
菌糸ビンが用意できませんでしたし、3齢になってしまいましたので、このままマット飼育を続けて行きます。

♂は1000cc、♀600ccに投入しました。

ヒラタクワガタ 幼虫 3齢

3齢幼虫

初期
3齢幼虫の♂です。
結構、頭も大きいくて期待できそうです。

「しわしわ」の幼虫のほうが、しわが伸びる分、大きくなってくれそうなんですが、この幼虫もまあまあ「しわしわ」に見えますが・・・・・ 見えるだけかな・・・・・。

ヒラタクワガタ 幼虫 3齢

ヒラタクワガタ 幼虫 3齢

ヒラタクワガタ 幼虫 3齢

ヒラタクワガタ 幼虫 3齢

3齢幼虫

中期

マット交換
2008年11月22日

幼虫が、ビンの底から中段付近に移動をしてきていましたのでマット交換しました。
かなり、マットを食べたようです。
体重は、♂16g、16g、12g、♀8g、7g、7g、7gでした。

マット飼育としては、まあまあの成長具合でしょうか。
予想体長は、65mmぐらいか。
もう一伸びの体重増を期待して、♂は1400cc、♀は前回と同じ600ccです。

少したってからは18℃ぐらいで管理の予定です。

ヒラタクワガタ 幼虫 3齢

3齢幼虫



蛹化前兆
2009年01月21日

♀1頭が、すでに蛹化への準備を始めました。
体から体液を出して蛹室を作っています。
矢印のようなマットの変色が見られたら、ちゃくちゃくと蛹化へと進んでいきます。
温度管理を20〜22℃でやっていましたので、どうやら越冬体勢にもはいらずに蛹になりそうです。
他の個体には変化が見られないので、なぜこの個体だけ蛹になろうとするのか、わかりません。

他のクワガタでも早く成虫になろうとする個体とのんびり2年かけて成虫になろうとする個体がいますが、なぜこうなるのか、本当の理由はよくわかりません。
クワガタにも早熟型と晩成型といるようです。



3齢幼虫



蛹化前兆
2009年02月08日

前回♀1頭が、蛹化への準備を始めますと、次々に他の♀幼虫も蛹室を作り出しました。
しかも、最終体重16gの♂もつられて蛹室を作ってしまったようです。

飼育ビンを並べておいておくと、蛹化への準備をいっせいにしだすようで不思議です。
幼虫同士で、音か何か出し合って他の幼虫に合図でも送っているのでしょうか?
いっせいに羽化して活動時期を同じにするためと言われていますが、今現在、こういった幼虫達の行動については、まだ解明されていないことがたくさんあります。

他2頭の♂は、まだ蛹室を作っていなかったのでマット交換しました。2頭とも18gです。
ですが、体色がかなり黄色になってきてるようで蛹化も近いようです。


♀ 蛹 2009年02月11日

♀1頭が、蛹になりました。
観察のためマットをほってみました。
だいぶ、小さいです。
親と同じか、さらに小さいか・・・。

飼育ビンの底ですので羽化前に色づいてきたら、人口蛹室を作って移動ですね。
この大きさなら、プリンカップに濡れティッシュで十分いけそうです。



♂ 蛹 2009年03月03日

♂、♀共全てが、蛹になりました。
マットをほって、♂のみ観察です。
ついでに蛹長さまで、測ってしまいました。

♂3頭ともほぼ蛹長さ57mmでした。

羽化予想は、蛹長さx1.1〜1.2倍ぐらいでしょうか。
だいたい62〜68mmぐらいです。
うまく1.25倍ぐらいいってくれると70UPしてくれるんですが、ヒラタではきびしいか・・・。
あまりアゴの長いクワガタではないですから。


♀ 羽化 2009年03月11日

♀が、羽化しました。
蛹室の底面が比較的きれいな為、人口蛹室にいれませんでしたが、無事に羽化してくれたようです。
羽化後、1日たっていませんので、まだ少し赤いです。

3週間〜1ヶ月程度は、このままにしておきましょうか。



♂ 羽化 2009年03月20日

♂が、羽化しました。
上羽根もきれいに伸び、乳白色からオレンジ色になりました。

03月21日

1日経過しました。
上羽根が、やっと赤色になりました。
この後、1週間ぐらいで真っ黒になっていき、上羽根が固まると今度は、仰向けになってお腹を乾かします。

気になるサイズですが、きちんと計れませんが57mmX1.1の62〜63mmぐらいですね。
1ヶ月ぐらいしたら、計測してみます。



計測 2009年04月26日

計測結果です。
♂の最大が64mmでした。他の2頭は、61mm、62mmです。
大型とは言えませんが、まあまあの大きさです。
野外で採集できる個体は、50mm前後が多いと思いますので、この大きさには大変満足です。

♀は、39mmが1頭、38mmが3頭とこちらも大きさには大変満足です。

この季節での羽化ですので、5月中旬ぐらいには活動を始め、秋にはペアリングできるようになると思います。
当サイトでは、十分成熟させるため来年春ごろまで、ゆっくりさせようと思います。