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ヤエヤマノコギリクワガタ

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ヤエヤマノコギリクワガタの知識




学名 Prosopocoilus pseudodissimilis
分布 石垣島、西表島
体長 不明〜♂63 ♀不明30前後
飼育温度 成虫
20℃〜30℃(推奨25℃〜28℃)
休眠期 10℃〜18℃(推奨15℃)
産卵期 25℃〜28℃が最適
幼虫
10℃〜30℃(推奨20℃〜25℃)
蛹化温度 26℃〜28℃
記事 台湾生息のタカサゴノコギリクワガタの近縁種。

歯型の湾曲形状は、オキナワノコギリ、オキノエラブノコギリ同様弱く、頭循は本土ノコギリクワガタに似ている。というような特徴があります。

野外採集にしても飼育品にしても、大歯型そのものが、あまり出現しないようです。

もともとの生息数が少ない上、開発などによる生息地の減少などで、絶滅の心配のある希少種となっています。
飼育日記 2008年〜


ヤエヤマノコギリクワガタ飼育日記



産卵確認 産地:石垣島崎枝
種親
♂43mm 累代:CBF1
♀32mm 累代:CBF1

2008年07月06日 ペアリング。
2008年07月13日 かんたん産卵セットに♀を投入。
2008年07月20日 ケース底に数個の卵を確認。
2008年07月27日 ♀をセットより取り出し。

ほぼ1週間ずつで、順調に進みました。少し♀には休息をとってもらいます。
飼育数6〜10ぐらいがちょうどいいですね。
3週間後ぐらいには、幼虫とご対面できそうです。

卵の変化をみて、次のセットに投入するかどうか決めたいと思います。


初齢幼虫 2008年08月17日

ケース底に幼虫が、はっきり見えてきました。
孵化後、1週間ぐらいです。
見えるだけでも、6〜7匹はいますので飼育数としては十分です。
特に大型になる種ではありませんので、2齢幼虫になるまで、このままケースで飼育していってもいいですね。

親♂♀共、後は余生を送ってもらうことになりました。


割り出し 2008年09月27日

割り出しです。全部で23頭でした。
ちょっと採れすぎました。
この中で、♂と見受けられる個体3頭、♀3頭の選抜隊を単独飼育1000cc、600ccのビンで、他の個体を8頭と9頭に分けて集団飼育してみます。
このまま、羽化まで飼育できそうですが、せっかくなので体重測定をしてみたいですね。次回のマット交換は、11月か12月ぐらいですね。


2齢幼虫 卵巣細胞が、見えてますので♀ですね。
ノコギリとしては、2齢幼虫で卵巣細胞が見える個体は珍しいですね。


3齢幼虫

初期
割り出しが、のんびりしてたせいか、あまり発育がよくないですね。
ほとんどの個体が、こんな感じで♂なのか♀なのか、さっぱりわかりません。
これから、体重が増えてくると分ってきますね。
最後まで、わからない個体もいますけど・・・・。




3齢幼虫

中期

マット交換
2008年11月22日

最後のマット交換です。
個別飼育の3♂3♀のみ体重測定しました。

♂、8g、7g、7g、♀3頭共5gでした。

予想通りというか、なんというか・・・大きくなりません。
少し成分の違うマットがいいのか、成分の分解が幼虫にあってないのかわかりません。
この時期で10gいってないとなると予想サイズは、50mm前後ぐらいでしょう。

♀は5gとなると、30mmいくのかどうか微妙な感じです。画像は、卵巣細胞がはっきり見える♀です。
これぐらいはっきり見えると♂♀判別しやすいですね。

集団飼育している個体達は、まだマット交換してませんが似たような感じだと思います。

せめて、10gは欲しいところですね。





前蛹

2009年03月09日

♂の前蛹と蛹です。

やっぱり、大きくならずに蛹になりました。

オオアゴの湾曲もほとんどなく、中歯型になりそうですね。初2齢の時点で、個別にするのが遅かったのが原因ですね。
親サイズ超えるか微妙です。




羽化
2009年04月03日

♂が、羽化しました。

ビン底の蛹室でしたが、小さい個体でしたのでそのまま羽化させました。

アゴの湾曲も少ないですし、チビノコです。




2009年05月15日

スタックミニ(400ccぐらい)で飼育していた♀幼虫が、蛹になりました。

ケースの上部で蛹になりましたので、フタを開けるとすぐに観察できます。



♀ 羽化

♂ 計測
2009年06月09日

♀が、羽化しました。32mmぐらいです。

スタックミニ(400ccぐらい)の大きさで十分羽化してきます。

♂が、固まりましたので測定しました。
最大56mmで、普通サイズです。本土のノコギリクワガタなら十分、大歯になるサイズですが、アゴの発達があまりよくない種のようですね。
60mm超えても、あまり変化ないかもしれません。

♂、♀ともに、他のノコギリクワガタ種と飼育方法は大差ないようですが、大型にするには工夫がいるようです。

離島ノコギリですから、これから低温管理しないと活動開始しそうです。