アゴ先
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ノコギリクワガタの大アゴは、内側にも湾曲してますのでアゴを閉じるとアゴ先が交差します。
活動開始した♂の成虫を触ろうとすると、アゴ先を「ギシッ!」「ガシッ!」と交差させながら、威嚇してくる姿はノコギリクワガタの魅力の一つです。
ところが、羽化のときにあらかじめアゴ先を交差させて固まった♂は、活動開始してからもアゴ先がうまく交差してくれるのですが、アゴ先を交差させないで固まった♂は、活動開始してしばらくすると、大アゴを閉じようとしたときに先端が「ガチッ!」と当たって、どちらか一方のアゴ先が欠けてしまう個体がいます。
アゴ先が欠けるととても残念なのですが、今の時点ではこれを防ぐ方法がありません。
羽化時に飼育者の手で、アゴ先を交差させるのも大変ですし、交差させても個体がいやがりますし対策が無いのが実情です。 |