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クワガタ マット産み種の考察

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マットに産卵するクワガタの考察です。


よくある産卵セット

マットに産卵するクワガタの産卵セットは、
だいたいこんな感じですよね。
クワガタ 産卵セット

産卵する場所は?

産卵木の周辺と飼育ケースの底と側面ですが・・・。
クワガタ 産卵セット

♀の
産卵習性
マット産みクワガタムシと言えば、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタなどが代表ですね。
外国産クワガタムシでは、ニジイロクワガタ、パプアキンイロクワガタなどもマットに産卵することが知られています。

これらマット産み種の♀の産卵のキーワードは、

ほどよく固く締まった発酵マット」と

硬い面」です。

管理人の観察からですので100%とは、言えないかもしれませんが、♀は産卵場所を選ぶときに、この「ほどよく固く締まった発酵マット」と「硬い面」との間や周辺をとても好むようです。

固く締まった発酵マット
産卵ゾーン
硬い面


産卵木や黒土を入れる産卵セットでは、産卵木の周りや黒土と発酵マットとの境界線の周辺に多く産卵されていることでも理解できます。
♀はマット中に潜っていった先で見つけた硬めの物体の側面に、卵を産みつける習性があることになります。

「産卵木、黒土などを特に意識して産卵している訳ではない!」ということになります。

すべてのマット産み種に共通しているとは言えませんが、かなりの種が、これにあてはまるように思います。



と、いうことは?

産卵習性を利用できれば、こんなこともできますね。

クワガタ 簡単産卵セット」の2階建てバージョンです。

クワガタ かんたん産卵セット

組み方 ◆産卵床 地下2階
飼育ケース中を使用し、発酵マットをケース底から3〜5cmほど、固くつめます。
これが産卵床 地下2階になります。

◆プラスチックの板
プラスチックの板や下敷きを切断して産卵床 地下2階の上に置きます。
このときプラスチックの板とケース側面のスキマを、十分にとります。♀がスキマをもぐって地下1階と地下2階を行ったり来たり出きるようにするためです。

◆産卵床 地下1階
プラスチックの板の上に発酵マットを4〜5cmほど、固くつめます。
これが産卵床 地下1階になります。

◆保湿用マット
入れても入れなくてもいいです。

◆♀の投入
ドライバーなどで、斜めに♀がもぐれる程度の穴を適当な深さまであけます。
交尾済みの♀1匹を穴に投入して、マットで塞ぎます。
エサゼリーを2、3箇所置きます。
転倒防止の木の枝など、入れます。

早くて2〜3日、遅くても2週間程度で、卵が確認できるようになります。

卵が、確認できたら1週間〜2週間で♀を取り出します。



まてよ!?

なんだか変な予感が・・・・。

脱線編 ◆プラスチックの板・・・

別にプラスチックの板でなくても、マット中に何かを埋め込んであげれば・・・・・!?


たとえば、産卵木の変わりに「飼育ビン」とか、
プラスチックエサ皿の「コロンボー」とかちょっとした物体であれば・・・・。

そのまわりに・・・・・卵を・・・・・産むはず・・・・・。