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前胸の幅を大体同じにしたときの、頭部、アゴ形状などの比較です。
大歯型のみの比較のため、小さな個体には当てはまらないかもしれません。
ケルプス(基亜種)
武骨 |
触覚片状部(触覚先端のヒゲ部分) 4〜6節
産地によって違うようです。
大アゴが、太いです。太くて頭の幅に沿って前に伸びるのですが、ひねりが無いです。
頭部の発達もやや少なく、他の2亜種に比べて少しもの足りない感じです。
ごつごつと武骨なイメージでしょうか。 |
アクベシアヌス
華麗 |
触覚片状部(触覚先端のヒゲ部分) 6節
このアクベシアヌスと言うクワガタ虫は、よく「やさしいイメージ」だと表現されるようです。
おそらく、アゴの曲線のつながり具合のことから、連想されるのでしょう。
頭部、大アゴの発達、大きく分かれるアゴ先端形状など、やさしいイメージなど微塵も感じません。
まさに 「華麗」 の一言です。
ヨーロッパミヤマクワガタの貴公子と言っても過言ではありません。 |
ユダイクス
繊細 |
触覚片状部(触覚先端のヒゲ部分) 4節
このユダイクスと言うクワガタ虫は、よく「武骨」だと表現されるようですが、その辺の意味がよくわかりません。
まさに 「繊細」 の一言です。
アゴは、基部こそ太さがありますが、アゴ先先端に向かうに従って、非常に細くなっています。
細くなりながらも、造形していく様は、「繊細」としか表す言葉が、見つかりません。
90mmを超える大型個体には、さらに「優雅さ」も加わってくるのでしょう。
他の違いは、他2亜種よりも足についた「トゲ」が大きいですね。小さな個体も判別しやすいかもしれません。 |
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