庭、ベランダの植木鉢、プランターなどから幼虫が出てきました。
これは、何の幼虫でしょうか?
残念ながら、カブトムシやクワガタムシの幼虫ではないようです。
学名 |
Mimela splendens |
分布 |
日本では各地で見られる。 |
体長 |
10?〜30?mm |
食性 |
成虫 木の葉、草花の葉など
幼虫 木の根、草花の根など
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記事 |
庭、ベランダなどで土を掘り起こしたときに見つかる幼虫は、よく「カナブンの幼虫」と間違われることが多いようですが、コフキコガネ、ドウガネブイブイとかマメコガネなどの
コガネムシ類の幼虫と思われます。
画像は、アオドウガネです。
これらの幼虫は、木の根、草花の根などを主食として成長するものや、幼虫が土中を移動する際に根の部分を噛み切ってしまう為、庭木、花、農作物に対して害虫とみなされることがあります。
また、成虫は、木の葉、草花の葉などを食べるため、こちらも害虫として扱われることが多いです。
カブトムシ、クワガタムシ、カナブンなどもコガネムシの1種なのですが、カブトムシやカナブンの幼虫は「腐葉土などの有機物」を、クワガタムシの幼虫は「朽木などの有機物」を食べます。
成虫は「クヌギ、コナラ、ヤナギなどの樹木から、染み出る樹液」を吸いますが、自ら幹に傷を付けることはありません。
これらのエサは、雑木林、森などにしかあまり見かけることがありません。
腐葉土、朽木、樹木の樹液などは、雑木林、森などほとんどのご家庭にはありませんので、これらの幼虫や成虫が、ご家庭の庭などに生息していることはほとんどありません。 成虫、幼虫とも植物に被害は及ぼさないので、害虫と扱われることは無いようです。
コガネムシの成虫と幼虫による被害などは、インターネット上の検索ワード「コガネムシ 駆除 害虫」などで検索されてきますので、ご自分で検索してみて下さい。
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